Life25.01.2016
ソール・ライターの写真集が届きました。
世界一美しい本を作るシュタイデルによる、伝説の写真家の写真集。
まずカバーを外しますよね?うん。美しい。
編集はMartin Harrisonさんというデザイナーさん?になるのかな?
主に左ページにタイトル、右ページに作品という、ゆったりとした作りです。
先にタイトルを読んで、写真にはっとさせられたり、じんわりしたり。
見ているうちに、そういえば古い風景なんだな、と思い出すぐらい、新しさを感じると言うか、古さを感じさせない。
NYをよく知らないからかもしれないけど(多少、他の都市もあります)決して遠い風景に思えない暖かみがあります。
側に置いて、折に触れて、何度も開きたくなるような世界。
写真集って、ひとつの旅行だなぁ。
また映画も観たい。シュタイデルの方も。
良い一冊でした。
Column16.01.2016
母がずっと弾いていた曲があって。ちょっとまじめに練習するからと言うので、Youtubeでプロの演奏を聴いてみた。
あれ?一音違う。
私はずっと母の演奏でしか聴いたことがなくて、その時初めて他の人の演奏を聴いた。すぐに判った。母は気付かない。どこ?どこ?と動画に合わせて弾いて突き止めた。ああ、スッキリ!
何十年も間違えて弾いていたのである。
別に好きに弾くなら少しぐらい違っててもいい。変えちゃってもいい。
それはそうだけど、それもいいけども、習うってことも大事だなぁ。
なんでもかんでも教えて貰おうとするのも、おんぶにだっこになりがちだけど、独学で充分と突っ走るのも、修正の機会を失うことになる。
別に母は独学で突っ走っていた訳ではなく、習っていた曲をやめた後、どっかで間違えたまま弾き続けていただけなのだけど、多少でも、たまにでも、誰かに見てもらっていたら何十年も間違えたまま弾くこともなかっただろう。まぁこの場合、一生間違えていても全然問題はないのだけど、「習う」ということに関して考えさせられてしまった。
という訳で、という訳でもないのですが。
デッサンを習ってます。ちゃんとした石膏デッサン、やったことなかったので。石膏デッサン…でなければ習おうとしなかったかもしれない。石膏像がないとできないから習うことにしたのだけど、「習う」って大事かも。毎時間、色んな発見があります。それは一人では見つからなかったことだと思います。
Life13.01.2016
DEAN&DELUCAオンラインショップでの争奪戦を勝ち抜いて(多分)手に入れました。
前から欲しいなぁ、けどどうしよう…と思っていた一保堂の抹茶スターターセットです。
別に抹茶も茶筅も別々に選べばいいし、茶杓なんていらないし…と、今まで何度かそうやって揃えてはいたのですが、どうしても。どうしてもいつも揃わないものが、茶碗。
茶碗をどうやって選べばいいか解らない。お作法などは置いといて、ただただ抹茶を楽しみたい人が選ぶには難しいものなのです。だったら選んでもらえた方がいい。自分で選ぶのはそれからでいい。
という訳で、抹茶、茶杓、茶碗、茶筅、ふきんとバイリンガルな説明書がセットになったこちら。
包み紙から本当に美しいです。
包み紙を開けてはハッとし、箱を開いてはまたハッとする。さすが老舗にして全国屈指の人気店…細部まで行き届いたデザインと遊び心。
茶筅もしっかりとした80本立ての軸が太いものが入っていて、初心者、ただただ抹茶を楽しみたい者には充分。パッケージや説明書の心遣いを考えると、お値段も大変良心的なプロダクトだと感じました。